島守盆地
2015年 05月 22日
島守盆地を見下ろす鷹ノ巣展望台からの風景です。
「八戸の奥座敷」という言い方があるらしいです。
こじんまりとした盆地の中に、いくつかの集落が点在し、思わず「日本の農村」という言葉が口から出てきます。
しかし、この風景、そんじょそこらにある風景ではありません。少なくとも700年の歴史が積み上げられた風景です。
~中略~
改めてこの風景を見ていただきたい。
自然が与えてくれた地形だけではなく、少なくとも700年による地域の営みが積み上げられた風景です。
こうした場所をもっと評価してあげられる社会でなければならないのではないでしょうか。
そのためには、一人ひとりの農村に対する感度をあげる活動が求められるものと考えます。
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上記は、5月17日にはっちで行われた活動成果発表会のための村長の原稿の一部です。
(実際は更に膨らませて喋っていましたが。)
村長の島守への思いが感じられますね。
審査委員の方からも、世界遺産になってもおかしくない風景だと思う、というお言葉をいただきました。
これは秋の昼間の写真ですが、田植えが終わった新緑の頃や朝もや立ち込める早朝にはまた素晴らしい景色を見ることができます。
この景色を見て、ここに住もうと決めた方も実際にいらっしゃるということです。
すまもり村田植えまつりが行われる中世の田んぼは、この盆地の東端にあります。
例の南部家の文書によると、すまもりには6人の百姓がいて、うち二人が巻と沢代にいたとのこと。
残る4人もこの盆地のどこかにいたんでしょうね。
歴史とロマン漂う島守盆地で5月31日(日)、第2回すまもり村田植えまつりが開催されます。
定員までまだ若干余裕がありますので、参加を検討されている方は、
sumamorimura@gmail.com までお早めにお申し込みください。
by sumamorimura
| 2015-05-22 00:38